本の感想
- 作者: 松谷明彦
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2010/11/12
- メディア: 単行本
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まえがきに書かれているが、
1国際化の必要性
2ビジネスモデルの転換
3財政政策の転換
4人生の再設計
以上の4つである。
この本の特徴は常にデータに基づいて書いてあることだ。そのため非常に説得力がある。
個人的に、ここに書かれているのは企業や製品自体や国や都市を国際化をする。人口が減るのだから財政のために福祉国家から夜警国家にする。そしてお金で解決せず、欲しいものは自分で作ろうということが書かれていると考えた。
要するに昔に戻ろうということだと思った。
この本の中で一番面白い主張だと思ったことがある。それは、賃金や価格を安くするために工業化(機械化)をやりすぎたことが問題である。だからこれからは、欧州のように人の手で高価で高性能な商品を作っていくべきだという意見だ。私は、その発想がまるでなかったから面白いと思った。ただ個人的には更に機械化すると考えているが。
まとめ
この本はとても評価できるが、ここに書いてあることは絶対に実現しないだろう。だが一つの意見としてはいいのではないだろうか。